水井真希さんの投稿(2022年12月9日~)「強姦ストーカー被害に遭った時のお話です」

 

 

 

強姦ストーカー被害に遭った時のお話です

 

加害者は現在も映像業界にいて、ドキュメンタリー映画祭を主催したり、大学で教授をしている権力者です

 

 

初めてその男(仮にKとします)に会ったのは、2011年
映画『イチジクコバチ』(サトウトシキ監督)の試写会でした
Kは映画評論家との事で、実際に論評がネットにアップされました


今はなき渋谷アップリンクに『田中さんはラジオ体操をしない』を観に行ったら、


K監督作との併映でしたが、Kとは会話せずに帰りました
その後、Kからの誘いで、コナンくんの映画を観に行きました
その後、Kからの誘いで、横浜の美術館に行きました
夕飯に中華を食べたのですが、中華街の寺院の門前で壁ドンされ、逃げられない状態にされ無理矢理口唇を奪われました


合意ではなく、無理矢理奪われたので“キス”ではありません
れっきとした性暴力加害です
そして「今夜はうちに泊まらないか」と誘われたのですが、きっぱりと断りました


業界は狭いですから、共通の知人にKの情報を聞いたところ、既婚者で子どももいるとの事でした


因みに、Kからの誘いの全てを断らなかったのは、映画評論家と新人女優、と云う権力勾配がある為、不興を買って悪く書かれる事を恐れた為です


その後、仕事で上野にいるから食事をしようと誘われました
Kはドキュメンタリー映画を撮っていると云うので理由を聞いたら


「自分で面白いものを作り出す事が出来ないから、面白い他人にくっついて撮らせて貰う事しか出来ない」
と云う旨の事を述べていました
私は元々ドキュメンタリー屋が嫌いでしたが、そんな金魚の糞みたいな真似しか出来ない奴にこれっぽっちも好意が湧きませんでした


そして今回も、身体をホールドされ、上半身を反らして逃げましたが上背で負け、無理矢理口唇を奪われました(性暴力)
「ホテルに泊まろう」
と誘われましたが断りました


その後、日比谷駅で待ち合わせよう、と誘われました
シャンテ広場に連れていかれ「初めて会うシーン」の撮影をされました


私はドキュメンタリーに出演しない主義なので嫌がりましたが、
「はじめましてって言ってくれれば終わるから」
と、7月の炎天下の暑さに負け、棒読みで「はじめまして」と言いました
茶店に移動して、プロットを渡されたのですが、

 

ドキュメンタリーとフェイクドキュメンタリーとフィクションの3部構成になっていました
そして何故かフィクション部分が「私がKを好きになる」と云う内容で、完全なるヤラセでした
先にも述べた通り、私はドキュメンタリーには出演しない主義なので、撮影を断りました


すると
「もう撮影が始まっているのに降りるなんて女優失格だ」
と怒られました
今になって考えれば、契約書を交わしていないのだから応じる必要なんてなかったのですが、監督と新人女優、と云う権力勾配がある上、年上の男性に怒られたら怖くて、従うしかないと諦めてしまいました


夕方に官邸前に連れていかれ、本当のデモ活動の中に置き去りにされました
人混みも大きな音も苦手なのに、とても辛かったです


8月に、福島へ撮影に行く、と言われました
当時は放射能がどの程度危険なのかもはっきりとはしておらず、絶対に行きたくありませんでした


しかし「女優失格だ」と脅されてやむを得ず行く羽目になりました
原発30km圏内は立ち入り禁止区域になっていましたが、14kmの所まで行きました
私は衣装として、夏物のセーラー服だったのに対し、Kは長袖長ズボン、マスクに手袋と、放射能対策をしていました


30km圏内はコンビニも自販機もお手洗いもなく、碌な情報も与えられずに連れていかれた為、飲料の準備をしておらず、熱中症になるかと思いました


最初の2日はお寺さんに泊めて貰ったのですが、3日目に
「君の態度が悪いからお寺を追い出された。野宿とラブホテル、どちらが良いか選べ」
と言われました

 

汗や放射能や砂埃で汚れていて、どうしてもお風呂に入りたかったので、ラブホテルを選択しました
2部屋とって欲しいと言いましたが「お金がない」と断られました
ラブホテルにはベッド以外にソファがあったので、Kにソファで寝る様に言いましたが「えぇ~?」とはぐらかされました


余りにも疲れていてさっさと寝たかったので、私の枕とKの枕を縦に並べ境界線とし
「この枕よりこっちにこないで」
「何かしたらブログにKは性犯罪者って書く」
と言いました


私は睡眠導入剤を飲んで眠りましたが、案の定と云うべくか、強姦されていました


行為の後、全裸のKを写真に撮り、ツイッター
「Kは性犯罪者」
と云う文章と共に投稿しました
そしてKに
「今ツイッターに、Kは性犯罪者って書いたから」
と告げました

Kは
「男にとっては武勇伝だけど、アイドルの君にとってはイメージが傷付くだけだ」
と、気にしていない様子でした


薬の効果が切れていなかったので、このやり取りの後、私はまたすぐに眠ってしまいました
私はお酒が飲めないので推測ですが、こうした行動が出来たのは、泥酔している人がちゃんとお家に帰れたり、トイレに行けるのと同じ事だと思います


朝起きた私は、不快感からすぐにシャワーを浴びてしまいました
警察を呼ぶか病院に行くべきだったと後悔しています
そして荷物をまとめ、前夜見掛けたコンビニまで歩き、現在地を訊ね、タクシーを呼んで駅に行きました
しかし鉄道は動いておらず、駅員さんから、高速バスに乗る様に指示されました


バスを待つ間ずっとKから連絡があり、見付かったらどうしよう、と恐怖でいっぱいでした

無事バスに乗ったら仙台まで行き、そこから新幹線で実家に帰りました


ここからKのストーカー行為が始まります


Kからはしつこくメールと着信が続きます
留守番電話はKからのメッセージで保存件数がいっぱいになってしまいました
メールの内容は「好きだから許して」と、全く見当外れに許しを乞うものもあれば、


「映画のタイトルもツイートして」
「全裸写真がショッキングで、いい宣伝になった。ありがとう」
「東京でリスカしてるシーン撮らせて」
と、「Kは性犯罪者」のツイートに感謝するものもありました


余談ですが、私がドキュメンタリー屋を嫌いなのは、既にリスカを辞めていた友人にカメラを預け、リスカしてる姿を自撮りする様に命じたドキュメンタリー屋がいたからです


#ドキュメンタリー屋はクソ

 

強姦の3日後、Kは私の実家前に座り込みました
インターホンを鳴らされながら電話も鳴らされる恐怖はホラー映画の中だけだろうと高を括っていました
私以外の家族は不在だったので、母と姉に即刻「ストーカーがいるので解決するまで帰ってこないで」と連絡しました


この時、マネージャーに連絡して、Kを帰らせるように説得して貰ったのですが、警察を呼ぶべきだったと悔いています
当時は父が性暴力に理解がなかった為、警察沙汰にしたくなかったのです


その後も
「謝罪をします。償いもするので、どうしてほしいか教えて下さい」
「謝罪か制裁か、何が望みなのか教えて欲しい。そしたら言う通りにするから」
(いずれも原文ママ
とメールがきたので、マネージャー経由で
「映像業界から足を洗う事」
が条件だと伝えて貰いました

 

しかしKは映像業界を辞める事なく、今度は私の仕事関係者に電話攻撃を始めました
当時の師匠、私を起用してくれた映画監督、撮影会のスタジオさんetc.
「自分と水井は付き合っているが、痴話喧嘩中なので、仲裁して欲しい」
と云う内容のものです


アイドル活動をするとストーカーが湧く事は業界人なら理解しているので、皆さん適当にあしらった後、すぐ私に心配と報告の連絡をして下さいました


埒が明かないので警察に届ける事にしたのですが、
ここからは、警察からとことん嫌がらせをされた話になります


これまでの経験から、被害者が、加害者と被害場所と被害日時の特定をしなければいけない事を知っていました
つまり、目が見えない状態にしたり、土地勘のない場所へ連れて行ったり、一昼夜以上連れまわして日時を分からなくさせれば訴えられません
逮捕監禁罪には問われますけれど


インターネットを駆使して、それらを特定したのですが、その過程でお寺さんともお話しをしました
「追い出すも何も、勝手に来て勝手に帰った癖に、何の事だ」
と仰っていました
つまりKはラブホテルに泊まる為に嘘を吐いたと云う事です


さて、現地に赴くには、往復6時間、約3万円掛かります
そこで実家の最寄り警察に電話で相談した所、そこでも被害届が出せると言われました
駅から徒歩20分以上掛かるので、親の車を借り、警察で強姦被害について説明しました
「では、福島の警察に行ってきて下さい」
と言われました


その二度手間を防ぐ為に事前に電話で概要を説明したのです


気をとりなおし、南相馬警察署に連絡し、被害届を出す為のアポを取りました
朝早くから出掛け、1日で終わる様に、と気を利かせてくれたらしく、最終バスに乗れました
そして数ヶ月、何の連絡もないのでこちらから問い合わせてみると


「被害届は出ていますが、告訴状がないので捜査していません」
と返答されました
常識的に考えて、交通費3万円掛けて被害届を出すなら犯人逮捕の為に警察が仕事をする事を望んでいる、と理解出来ますよね
しかも、担当刑事は警察学校の教官になったそうです


どれだけ事件が起きても、捜査の手間を少なくするにはどの様な工夫をすれば良いか、と教えているのでしょうか


郵送で告訴状を出したいと言いましたが、拒否されました
仕方がないので、先に民事訴訟をする事にしました


ご存知ない方の為に説明すると、民事訴訟の場合は交互に主張する書面を出し合って(1~2ヶ月位で次の書類を準備)3往復位(内容により増減)で裁判官が結論を出します

法廷ではなく、普通の会議室です
裁判官は比較的示談に収めようとする傾向にあります


民事訴訟の書類は事務所に作って貰いました
が、Kは自分で書面を作ったらしく、支離滅裂と妄想ばかりなので、私はいまだに主張を理解出来ていません

なので、Kの主張に関しては箇条書きに注釈を入れていきます


・水井は両親と姉と祖母の5人暮らしである
→何の為の説明か分からないけど、うちに祖母はいない。中1以来会っていないので、インタビューなどでも、1度も祖母について語った事はない。恐らく、Kが妄想した「水井のキャラクター設定」なのだと思われる。妄想と現実の区別がついていない


・水井に虚言癖がある証拠として、水井が出演したフィクション映画のワンシーンをスクショしたものを証拠として提出
→物語と現実の区別がついていない


・福島に行ったのはプライベートの旅行である
→契約書は交わしていないが、プロットのあるプライベート旅行って何?


・Kと水井は交際関係にある
→交際していない
 1人目の妻とは離婚していた事が発覚
 但し、現在は3人目の妻と婚姻中
 何れにせよ婚姻中なのに、交際関係であると裁判で主張する神経が分からない


・年収が120万円程度の為、強姦の慰謝料は支払えない
→1人目の妻との子どもに養育費を支払っていない事も発覚


・避妊せずに性交したが、妊娠したら責任を取るつもりだった
→「責任」が婚姻を指すのであれば、3人目の妻に対する不貞の慰謝料が発生する
 子どもへの養育費すら払っていないのに、どうやって工面するのか
 また、年収120万円では出産子育て出来ない


更に私は×3強姦犯との婚姻と云う、不幸を押し付けられる羽目になる 

 強姦犯との子どもなんて虐待死させる自信しかない
 それ以前にお腹が大きくなった時点で腹を刺して母子心中する
 中絶費用を支払う事は「責任」の真反対の行為である
 故に、強姦における「責任を取る方法」は存在しない


私が裁判で訴えた内容は、準強姦に対する賠償でした
加害者、被害者、共に「合意のない避妊しない性交があった」と言っていても、物的証拠がなければ、裁判所は準強姦被害があった事を認めません
私が被害直後に病院へ行って、証拠保全をしなかった為、主張が退けられたのです


2017年、刑法性犯罪が改正されました
強姦罪の名称が強制性交等罪に変わりました
それに際して、非親告罪化されました
そしてそれは、過去の事件に対しても適用されるものでした
つまり、警察の嫌がらせで凍結されていた、私の被害も捜査される、と云う事です

 

案の定、施行の2ヶ月程前に南相馬警察から電話が掛かってきました
「もう昔の事ですから…いいですよねぇ?」と
警察はどれだけ仕事をしたくないのでしょうか
「強姦犯の事は今でも許せないので、絶対に捕まえて処罰して欲しいです」
と、模範解答をしておきました
またここから数年放置プレイされます


警察がようやく動いたのは、2020年秋でした
被害者・加害者両方に話を聞きたいから、と東京まで来てくれました
ただ、会話中ずっと加害者の事を「先生」と呼んでいるのが気になりました
私の事を「さん付け」で呼ぶのは、対等だからですよね
「先生」と呼ぶのは敬っていると云う事ですよね


とても配慮に欠けているので指摘しましたが、結局呼び方は直りませんでした


そこからまた放置プレイが続き、逮捕をすっ飛ばして検察案件になりました
普通ならまた検察に赴いて同じ話をするものなのですが、一度も呼ばれず、不起訴となりました

 

 

 

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